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私たちマグネテクニック社（スウェーデン）は過去１８年間に渡り電磁誘導加熱装置QUICK HEATERを皆様方に供給してまいりました。 それは多業種において『急速加熱』の必要性があったからです。１号機は１９８８年、QUICK HEATER MFU 320 を鉄道業界向けに出荷しました。
鉄道車輪の電磁誘導加熱
この熱は磁気効力が有効的に働く、鉄をベースとした金属物体に発生します。
加熱を加えたい部分にある一定周期で交互に入れ替わる磁界を与えることで
「うず電流」が生じ物体内を移動する時、電気的抵抗とぶつかり熱を急激に発生します。
よって、QUICK HEATERシステムは金属物体の『急速加熱』に大きな効果を発揮するのです。
また、この誘導加熱方式はただ単に『急速加熱』し、時間を短縮するだけではありません。
ワークピースだけを局部的に加熱しますので、装置は常温のままですし 作業者や
環境に対してもとても優しく、余剰発熱が無いため消費電力を抑え経済的（省エネ）です。
この技術は既に誘導過熱処理や誘導溶解に使われている原理にとてもよく
似ていますが QUICK HEATER が使用している周波数はそれらの物と
比べるととても低く、50Hz から 1,000Hz.の低周波帯となっています。
QUICK HEATER MFU 450
鉄道車輪、車軸焼き嵌め用加熱装置
QUICK HEATER MFU 450 は鉄道車輪用の装置で、軸と車輪を焼き嵌めにて
装着するための前準備ユニットです。装置にはローラーコンベヤが装備されワークの
投入、搬出が容易に行える様になっており、生産ラインとして組み込めます。
まず、加熱する車輪（ワーク）をコンベア上に置きます。コンベアは自動的に動きQUICK HEATERの
中央まで運んで行きます。このときセンタリング装置により位置決めも自動的に行われます。
位置決めが完了すると車輪（ワーク）の加熱したい部分（車輪中央）まで加熱ヘッドが降り
２４０℃（任意）まで加熱します。このとき必要な時間は約１２〜１５分です。
加熱が完了しますとコンベアは再び動き搬出準備待ちとなります。
- シンプルな生産ラインにより高い生産能力を発揮します。
- 短時間加熱により、組み立て数量の増加を計れる。
- 製品組み立て後の急速冷却も含め合理的なインライン生産を可能にします。
- ローディングテーブルにはキャスターが備えてあり、簡単に取り外しできます。
- 必要部分だけを加熱する事で放熱を抑えます。
- 加熱温度が５０℃位なら操作はとても気楽に行えます。
QUICK HEATER MFU 320
鉄道車輪、外枠タイヤ焼き嵌め用加熱装置
QUICK HEATER MFU 320 は鉄道車輪の外枠タイヤ焼き嵌め装着用に設計されています。
この装置には短めのローディングコンベアが装備されていて約１５分で２５０℃まで加熱し、
次工程である組み立て部門まで自動的に搬出します。
このQUICK HEATER MFU 320 は全自動運転用にも設計されていますので搬送用コンベアや
センタリング装置もすべて標準装備です。 また、ローディングコンベアの長さが短いのは容易に
前後作業の装置に取り付けられるためです。
加熱工程の監視（モニタリング）
QUICK HEATER の加熱温度はPLC（プログラマブル・コントローラ）を通して容易に設定
及び実測を知ることが出来ます。 加熱装置への電源供給はサイリスタを使用していますので
安定した電源供給ができます。
QUICK HEATER の迅速かつ正確な温度制御により 他の鉄道車輪関連会社が行っている
焼き嵌め装着方式より優位にたつ事が証明できるでしょう。
お問い合わせは
セル・コーポレーション・エルティディ
「マグネテクニック・ジャパン」
Email: info@selcorp.com
URL: http://www.selcorp.com/jpn/
または
Magnetteknik Int. AB
Storgatan 4
SE-330 12 FORSHEDA
Sweden
Tel: +46 370 819 55
Fax: +46 370 819 58
Email: info@magnetteknik.se
URL: http://www.magnetteknik.se/
ヨーロッパの参考資料
レールウェイテクノロジ
⇒A - Z Company Index ⇒ Ｍ ⇒ Magnetteknik
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クイックヒータ基本原理図
